副業としてブログの運営をする際に知っておいたほうが良いことをまとめる後編となります。
後編ではブログを公開後、アクセス数を増やすためのSEO対策や、収益化について書いていきます。
前編の記事はこちらです。
副業としてブログの運営に興味を持っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
現在、働き方改革の一環として政府が副業を奨励しています。平均年収も年々下がっていく中で、本業以外にも収入源を確保することは非常に重要となってきます。本[…]
目次
全体を通して必要なこと(再掲)
副業ブログを始めるにあたって以下のようなことを考える必要があります。
- テーマ選定
- ブログ構築
- サーバー選定
- ブログサイトのインストール
- ドメイン決定
- ブログサイトの設定
- SEO対策
- 収益化(マネタイズ)
本記事では、SEO対策、収益化(マネタイズ)について書いていきます。
ブログサイトに関わる全体像(再掲)
ブログを運営する目的として多くの一般ユーザーにアクセスして利用してもらい、その結果として表示した広告やアフィリエイトで収益化を行うので、各セクションで最適化を行う必要があります。
SEO対策
SEOとは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の略で、日本語にすると「検索エンジン最適化」のことです。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンは検索ワードと各サイトのページ内容をあらかじめ関連づけています。
その際に、特定の指標に基づいて各ページをインデックス(順位付け)しています。
そのため、検索されたときに検索結果として各ページの一覧が表示されます。
例として、本ブログで取り扱った「AI Programmer」についての記事をGoogle検索してみます。
検索ワードとして、「AI Programmer FizzBuzz」で検索すると上から4番目に表示されました。
検索結果の順位が高いほどユーザーのクリックされる確率は上がります。
逆に言うとしたに行くほどクリック率は下がり、2ページ目に行ってしまうとさらにガクッと下がってしまいます。
この順位を上げるための対策をSEO対策といっています。
SEO対策を行う上でもっとも大切なことはそもそもGoogleがどのようにインデックス(順位づけ)を行っているかを知る必要があります。
なぜGoogleだけ?と思った方もいるかもしれませんが、実はほかの有名なYahoo!なんかは実はGoogleの検索エンジンを使っています。
イメージとしてはエンジンはトヨタでボディなどはマツダみたいなOEMが近いのかもしれないですね。
そのため、基本的にはGoogleに対してSEO対策を行っておけば十分となります。
GoogleのSEOガイドライン
GoogleはSEOガイドラインを公開しています。
検索エンジン最適化に関する、Google 公式の SEO スターター ガイドです。SEO の定義からウェブサイト運用者向…
検索上位に表示させるためには、このガイドラインに沿った対策を行っていくことが重要となります。
大きく分けるとガイドラインには以下のように記載されています。
- Google がコンテンツを見つけられるようにする
- クロールさせたくないページを Google に伝える
- Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする
- Google 検索結果での表示を管理する
- サイトの階層を整理する
- コンテンツを最適化する
- 画像を最適化する
- サイトをモバイル フレンドリーにする
- ウェブサイトを宣伝する
- 検索のパフォーマンスとユーザーの行動を分析する
詳細は別記事でまとめますが、ページのインデックスはクローラーと呼ばれるロボットで自動的にサイトを巡回して行っています。
そのため、まずはクローラーに自身のサイトを見つけてもらう必要があります。
インデックスされるページが多ければ多いほど自身のサイトの信頼度が積み重なっていくため、クローラーからの巡回頻度も多くなっていきます。
SEO対策を行うためのツール
クローラーに見つけてもらうために記事の書き方やサイトの構成を変更することが大事になってくるのですが、やみくもに進めても良い結果は得られません。
現状のサイトの状態を確認し、改善を行う必要があり、そのためのツールがGoogleで用意されています。
ツールは大きく2つで、「Google Search Console」と「Google Analytics」です。
Google Search Consoleはクローラーが自サイトの各ページに対して行うインデックスの結果を確認することができます。
また、手動でクロールの申請もできるので、新しい記事を書いた際などはクロールの申請をするのがおすすめです。
Google Analyticsはサイト内部のアクセス状況を分析できるツールです。
そのため、サイト内にアクセスしてくれたユーザーがどのページを見てくれているのかがわかります。
逆に、見てほしいページが実は全然アクセスされていないといったボトルネックを調べることもできます。
Google Search Console
まだまだ開設したてのサイトのためアクセス数は少ないですが、URL検査を行うことでクローラーにインデックス化の申請を行うことができます。
Google Analytics
こちらは検索エンジンだけでなくtwitterなどのリンクやブックマークからのアクセスなど流入元を調べることができます。
また、各ページを見た後にすぐに離脱しているのかもしくは別のページへ回遊しているのかなども調べることができ、サイト全体のメンテナンスをすることができます。
SEO対策を行うには
検索順位を上げてアクセス数を増やすためにはGoogle Search ConsoleやGoogle Analyticsなどのツールを用いて現状分析をし、仮説をたててGoogleが公開しているSEOガイドラインをもとにブログサイトを改善していく必要があります。
SEO対策は1回すればいいのではなく一定の期間で繰り返し行う必要があります。
いわゆるPDCAです。(Plan、Do、Check、Action)
また、原則は変わらないとは思いますが、GoogleのSEOガイドラインが変わる可能性もあるので常にアンテナを張っておく必要があります。
PDCAを回して常にサイトを検索上位に表示させることができれば、アクセス数を安定させることができます。
収益化(マネタイズ)
最後に、副業ブログを行うことによってどのように収益を得るかということです。
収益化の方法としては以下のようなものがあります。
- 広告表示
- アフィリエイト
- 有料コンテンツ
- etc…
広告表示
自身のブログサイトに広告バナーなどを設置し、それをクリックしてもらうことによって報酬が支払われる仕組みとなります。
代表的なサービスとしては「Google Adsense」があります。
Google AdSense を使用してウェブサイトを収益化しましょう。広告のサイズは自動的に最適化され、表示とクリック…
Google Adsenseの場合、1クリックあたり「20円~30円」程度といわれています。
アクセスしたユーザーすべてがクリックしてくれるわけではないので、仮に広告のクリック率が1%の場合は1万PV(ページが表示された回数)あたり、2,000円~3,000円の報酬となります。
広告を表示するためにはGoogle Adsenseに対して審査を行ってもらう必要があります。
当然、広告を出す以上、その広告の製品に悪影響を与えかねないサイトは審査にはじかれてしまいますし、アクセス数の少ないところでは広告の効果が高まりません。
そのため、まずは広告設置のための申請に通ることが第一関門になるかもしれません。
本記事執筆時点では、記事数が少ないこともあり、まだ申請は出していません。
今後、申請における実体験や申請が通りやすくなる方法についても記事にしていきます。
アフィリエイト
クリック型広告はクリックされることで報酬が支払われる仕組みですが、アフィリエイトはクリックされるだけでは発生しません。
こちらは、アフィリエイトリンクをクリックした後に実際に商品を購入したり、申し込みを行ったりとコンバージョン(成果)があった場合に、報酬が発生します。
そのため、単価はクリック型の広告に比べて高く設定されています。
コンバージョン(成果)をあげる必要があるため、ブログ記事内では、その商品についての説明やメリット、デメリット、実際に使用した感想などユーザーが買いたいと思うような訴求を行う必要があります。
有料コンテンツ
付加価値の高いコンテンツを用意できる場合は、こちらの方法も有効だと思います。
例えば、会員制の有料記事を公開することや、絵やイラストが得意な場合はダウンロード時に料金をもらうといったことが挙げられます。
WordPressでは、会員登録を行う機能なども追加できるので手に職がある方については有効活用できますね。
まとめ
後編ではブログ公開後のアクセス数を増やすためのSEO対策や収益化する方法についてまとめました。
収益化の広告設置はアクセス数が増えれば増えるほどクリックされる回数も増えるので、SEO対策がとても重要になってきます。
そのため、SEO対策は常に意識して記事を作成していく必要があります。
前編、後編を通してほんのさわりしか解説していません。
それぞれの詳しい説明や、自身の体験内容などはまた別の記事でまとめていきますので、良ければ読んでいってください。